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ネパールのチベット難民について
ネパールにおけるチベット難民のくらし
ネパールには現在も大小含め約2000ものチベット難民コロニーがあり、殆どはヒマラヤ山岳地帯(ムスタン・ドルポ・フムラ・ジュムラ・ランタン・ドルカ等)に約20,000人が暮らしています。
チベット難民はネパール政府下のもと最低限の安全を保障されてはいますが、何十年ネパールに住み続けていても正式な身分証明書の発行もして貰えない為、外国渡航、商売、免許証、通学、銀行口座を開くことさえできず、さまざま活動に必要な書類さえ入手することが困難な状況にあります。 さらには、大半がネパール生まれのチベット人に対して彼らが法的に存在することを認めようとしません。一切の身分証明書を発行してないのは目前の大きな問題なのです。
さまざまな制約のある生活の中、彼らは僅かなチベット亡命政府からの援助や内職、小さな畑を耕しながらで今もささやかな生活で生かされています。